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『骨董だと思って期待してしまう』は買取あるある?古いもの=高いとは限らない理由|市原市 千葉市 袖ヶ浦市 茂原市での買取は「いちろく」

「これは昔から家にあるから、骨董品だと思うんです」
「父が骨董好きで大切にしていたものなので、高いもののはずです」
「買うとき●●円もした。今はもっと価値が上がっているはず」
買取の現場では、実はとてもよく聞く言葉です。
結論からいうと、「古いもの」と「価値の高い骨董品」は同じではありません。
一方で、一見すると何でもない古い品のなかから、思わぬ評価につながるものが見つかることもあります。
だからこそ、「どうせ大したものじゃない」「逆に、古いから高いはず」と自分だけで判断しないことが大切です。
今回は、買取専門店の現場でよくある**「骨董だと思って期待してしまう問題」**についてお話しします。
【豆知識】骨董品の価値は「古さ」だけでは決まりません
骨董品の査定とは、年代だけではなく、作者・産地・希少性・状態・市場需要などを総合して現在の価値を判断することです。
「100年以上前のものなら高いのでは?」と思われる方も少なくありません。
もちろん、古さは重要な査定材料のひとつです。
ただし、実際には、
- 誰が作ったものなのか
- どこの窯・地域で作られたものなのか
- 銘や窯印が確認できるか
- 現存数が少ないものなのか
- 箱書きや来歴を確認できる資料があるか
- 現在、それを探しているコレクターがいるか
といったポイントが価格を大きく左右します。
つまり、「古い=高い」ではなく、「古くて、なおかつ現在も欲しい人がいるか」が非常に重要なのです。
逆に、比較的新しいものでも作家や作品によっては高く評価されることがあります。
【あるある】「これは骨董品だから高いはず」が一番難しい
査定現場で難しいのは、品物そのものの価値以上に、お持ちになった方の“期待値”が高くなっているケースです。
たとえば、
「祖父が大事にしていた壺なんです」
「昔、かなり高かったと聞いています」
「何十年も家に飾ってありました」
こうしたお話は本当によくあります。
そして査定する側としても、少し緊張する瞬間です。
思い入れのある品物に対して、単純に「これは値段が付きません」と言われたら、あまり気分のいいものではありませんよね。
ただ、購入したときの価格、家族にとっての価値、現在の中古市場での価格は、それぞれ別のものです。
特に壺、掛軸、木彫品、贈答用の陶磁器などは、古そうに見えても市場に同種の品が多ければ、価格が伸びにくい場合があります。
一方で、箱の隅に書かれた文字や器の底にある小さな銘から作者が判明し、評価が変わることもあります。
だから私たちも、「見た目だけで決めつけない」ことを大切にしています。
【市場動向】実は「超高額品だけ」の市場ではなくなっています
最近の美術・骨董市場では、最高額クラスだけではなく、比較的購入しやすい価格帯で取引が活発になる傾向も見られます。
Art BaselとUBSによる最新の「Global Art Market Report 2026」では、世界のアート市場の2025年売上高は約596億ドル。前年比で4%増加し、2年続いた減少から再び成長に転じました。公開オークションの売上高も前年比9%増となっています。 (Global)
ただし、その前年の2024年を見ると面白い動きがあります。
2024年は世界のアート市場の売上額自体は前年比12%減少した一方、取引件数は3%増えて約4,050万件に達しました。さらに5,000ドル未満で落札された美術品は、取引額で7%、取引数では13%増加しています。 (Global)
つまり近年の市場では、一部の超高額作品だけではなく、手の届きやすい価格帯の品物にも取引が広がっていることが分かります。
また、オンライン取引の存在も無視できません。
2024年のオンライン限定取引は推計105億ドル。コロナ禍前の2019年と比べると約76%増えており、その62%が5万ドル未満の取引でした。 (Global)
インターネットによって国内外の購入希望者を探しやすくなった現在、昔なら地域内では評価しにくかった品物にも、買い手を見つけられる可能性が広がっています。
ただし、「骨董なら何でも値上がりしている」という意味ではありません。
作家、作品、希少性、保存状態、そして現在の需要によって評価には大きな差があります。
よくある質問
Q. 何年以上前なら「骨董品」になりますか?
A. 年代は重要ですが、「○年以上なら必ず高価」という基準はありません。年代だけでなく、作者・希少性・状態・来歴・現在の需要などを総合して査定します。
Q. 箱がなくても査定できますか?
A. 査定できます。ただし、共箱や箱書き、鑑定書、購入時の資料などが作品の作者や来歴を確認する材料となり、評価に影響する場合があります。
Q. 作者が分からない壺や掛軸でも見てもらえますか?
A. 作者不明でも査定できます。銘、落款、窯印、技法、素材などから確認できる場合があるため、自己判断で処分する前に査定してみることをおすすめします。
まとめ|「骨董だと思う」でも「価値がなさそう」でも大丈夫です
骨董品の査定で大切なのは、最初から価値を決めつけないことです。
「昔からあるから高いかも」
そんな期待を持ってお持ちいただくのも、もちろん大丈夫です。
反対に、
「こんな古いもの、どうせ値段なんて付かないでしょう」
という品物から、思わぬ評価につながることもあります。
買取専門いちろくでは、品物を見るだけではなく、なぜその評価になるのか、その理由までできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
昔から家にある壺、掛軸、茶道具、古銭、古い木工品など、「これって骨董なのかな?」というものがありましたら、そのままお持ちください。
期待しすぎない。でも、諦めるのもまだ早い。
それくらいの気持ちで査定を利用していただくのが、ちょうどいいのかもしれません。

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