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「買取額〇%アップ」は本当?買取専門店を選ぶときに見るべきポイント|市原市 買取専門いちろく 買取専門店

「買取額30%アップ!」
「今だけ35%アップ!」
買取店のチラシやWeb広告で、こうした表示を見かけることがあります。
では、本当に通常の査定額から30%、35%と上乗せされているのでしょうか?
結論からいうと、「〇%アップ」という表示自体が問題なのではありません。大切なのは、“何を基準に〇%アップしているのか”が分かることです。
今回は、日々査定をしている立場から、買取店を選ぶときに見てほしいポイントを解説します。
【豆知識】「35%アップ」より先に見るべきなのは“元の査定額”
買取額アップの広告を見るときに重要なのは、アップ率ではなく、アップする前の通常査定額です。
たとえば通常査定額が10,000円で、本当に35%上乗せされるなら、
10,000円+35%=13,500円
になります。
しかし、基準となる査定額が7,000円なら、
7,000円+35%=9,450円
です。
つまり、アップ率が大きい=最終的な買取額が高い、とは限りません。
消費者庁も、「買取価格30%アップ」という表示について、一般の消費者は「通常の買取価格から上乗せされる」と認識すると考えられるため、実際には通常価格からアップしていない場合には、景品表示法上の有利誤認表示として問題になるとしています。 (消費者庁)
さらに消費者庁は、買取価格の根拠を尋ねられた場合には、どのような基準で算出した金額なのか、消費者に分かるよう示すことが望ましいともしています。 (消費者庁)
金の買取で「35%アップ」を考えてみると?
金のように素材価値を比較しやすい商品に置き換えると、「元の査定額を見る」という意味が分かりやすくなります。
たとえばK18(18金)は、一般的に金の含有率が75%です。
一方、K24(純金)はほぼ100%です。
仮に、K18の純粋な素材価値を基準に35%をそのまま上乗せすると考えると、
75% × 1.35 = 101.25%
になります。
つまり計算上は、K18なのにK24相当の素材価値を超えてしまうことになります。
もちろん、実際の買取価格には各店の基準価格、手数料、販路、キャンペーン対象品などさまざまな条件があります。そのため、「35%アップ」という広告だけを見て、その内容がおかしいと判断することはできません。
ただし、この計算から見えてくることがあります。
それは、
「35%も上がるなんてすごい」ではなく、「そもそも何円から35%上がるのだろう?」
と考えてみることです。
買取広告を見るときには、割合よりもアップ前の基準額と最終的な提示額を見るほうが、本当の条件を理解しやすくなります。
【あるある】「これはアップしたあとの金額ですか?」
査定現場では、キャンペーンの数字が大きいほど、お客さまが最終的な金額を判断しにくくなることがあります。
他店に行かれたことがある方のお品物を実際に査定をしていると、
「これはキャンペーン込みの金額ですか?」
「元はいくらだったんですか?」
と聞かれることがあります。
当店ではキャンペーンをしていないため、
その点をご説明すると、驚かれる方は少なくありません。
これは当然の疑問だと思います。
ブランドバッグ、時計、カメラ、骨董品などの中古品には、新品商品のような全国共通の定価がありません。
同じ商品でも、
- 商品の状態
- 年式
- 付属品の有無
- 市場での人気
- 実際の成約価格
- 市場に出回っている在庫量
などによって査定額は変わります。
だからこそ、「いくらになったか」と同じくらい、「なぜその金額になったのか」を説明できるかが重要です。
買取専門いちろくでも、できるだけ金額だけをお伝えするのではなく、市場価格や商品の状態を確認しながら、その査定根拠をお話しするようにしています。
【市場動向】2025年のリユース市場は3兆4,636億円まで拡大
2025年の国内リユース市場は前年比6.2%増の3兆4,636億円となり、2009年以降16年連続で拡大しています。
2026年9月27日にリユース経済新聞が公表した推計では、店舗販売(BtoC)も前年比6.8%増の1兆3,222億円となりました。ネット販売を含めたBtoCリユース市場は1兆9,710億円と、約2兆円規模まで成長しています。 (リユース経済新聞)
中古品を売ることが以前より一般的になった一方で、買取サービスそのものも増えています。
当然、広告の競争も激しくなります。
だからこそ2026年現在は、広告に書かれている数字の大きさだけではなく、その数字がどこから出てきたのかを見ることが、以前にも増して大切だと感じます。
買取店を選ぶときは「何%?」より「なぜこの金額?」を見る
買取店を見るときに大切なのは、派手な数字よりも、最終提示額とその説明に納得できるかどうかです。
たとえば、
「通常査定額はいくらなのか」
「キャンペーン適用前はいくらなのか」
「なぜこの金額になるのか」
「市場ではどのくらいで取引されているのか」
こうしたことを確認してみると、査定内容がぐっと分かりやすくなります。
そして、もうひとつ大切なのは、その場で売ることを急かされず、冷静に判断できること。
買取は、数字が大きければ安心というものでもありません。
自分自身が査定内容を理解し、「なるほど」と思えることも、買取店を選ぶ大切な基準だと思います。
よくある質問
Q.「買取額35%アップ」という広告は違法ですか?
35%アップという表示だけで違法になるわけではありません。
ただし消費者庁は、「買取価格アップ」と表示しながら実際には通常の買取価格からアップしていない場合には、有利誤認表示として景品表示法上問題になるとしています。 (消費者庁)
Q. アップ率が高い店ほど買取額も高いのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。
重要なのは「何円を基準に何%上乗せしているのか」です。アップ率ではなく、最終的な提示額とその根拠を見ることをおすすめします。
Q. 査定額の根拠を聞いてもいいのでしょうか?
もちろんです。むしろ聞いて判断材料にされた方が〇です。
消費者庁も、買取価格の根拠を尋ねられた場合には、その算出基準を消費者に分かるよう示すことが望ましいとしています。 (消費者庁)
まとめ|「35%アップ」より「元はいくら?」を見てみる
「30%アップ」「35%アップ」という数字は、どうしても目に入ります。
でも、買取で本当に大切なのは、
「何%上がったか」ではなく、「最終的にいくらになり、その金額にどんな根拠があるのか」
ではないでしょうか。
K18に35%を単純に上乗せすると、計算上はK24相当を超えてしまう。
そんなふうに数字を一度冷静に分解してみるだけでも、広告の見え方は少し変わります。
買取専門いちろくでは、数字だけで判断していただくのではなく、商品の状態や現在の市場を確認しながら、なぜその金額になるのかをできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
「これって今、どのくらいの価値なんだろう?」
そんな疑問だけでも構いません。
売るかどうかを決める前に、まず今の価値とその理由を知る。
納得してから決めていただければと思います。

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